キリンの風

スノースクート TORINITYホワイトアローボード レビュー8 圧雪バーン カービング性能 今までの常識を覆す

2021.02.06

この日は新雪のパウダー斜面が全くなく、諦めて圧雪バーンカービングを楽しみました。

雪面コンディションはカリカリ目の圧雪バーン。

正直、このボードで朝一から、圧雪のみを滑るのは初めてで、不安でした(笑)

不安なまま、ボードに身を任せて、頂上から急斜面を滑りました。

ボード形状を考えるとハイスピードで弾かれる、、

またリアが短い分、そして柔らかい板のため踏ん張れるわけがないとおもっていましたが、

あれ??

雪面に食いついて弾かれない。。

この安定感は、何、、

いままでの圧雪ボードより良い。。

このホワイトアローボードでスノースクート・モトの圧雪用ボードの、今までの考え方が間違っていたと確信しました。

まずリアボードの長さ、長ければ撓って雪面に食らいつくと、そして圧雪はフレックスが硬い方が良いと、思っていました。

間違っていた。

長いリアボード使い切れない(荷重を乗せきれない)

長いボードを弾かれないようにフレックスを硬くする。

使い切れない部分は、ハイスピード時のボードの負荷で弾かれます。フレックスが硬ければ踏ん張れますが、有効エッジやテールまで使えてません。

リアボードは短く柔らかい方が良いのでは

このボードで圧雪を滑って、私的にはそう思いました。

このボードで圧雪バーンを滑ると、考え方が変わります。

リアボードは使いきれる長さとフレックスのバランスが必要なのだと思いました。

TORINITYボードの特徴はハイスピードにあります。

緩斜面よりも、中・急斜面での、そしてハイスピードでの安定感、安心感が増します。

そしてホワイトアローボードの圧雪も同じようにスピードが上がるほど、さらに乗りやすくなります。

圧雪バーンでのカービングが良いのはフロントボードにも理由があります。

パウダーとの両立を考えて、あえて有効エッジをボードの約半分にし、オガサカ白TORINITYに近づけて、パウダーボードながら確実に使える有効エッジと、有効エッジからノーズまでを贅沢にパウダーオンリーに利用する構造が、見事にマッチングしたボードだと言えます。

今回圧雪バーンのみを滑って、カービングの食いつきと安定感やハイスピードカービングでびくともしないリアボードは、今までの圧雪ボードで、私的には一番良いと思いました。

大げさに褒めてるわけではありません。

本当にびっくりしたとともに、考え方が間違っていたと気付くボードでした。

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