キリンの風

スノースクート ホワイトアローボード レビュー5 見えてきた最大の特徴とセッティング

2021.1.5

年末年始は大雪に恵まれてパウダーや荒れた新雪、圧雪と、セッティングを変えながら滑走しました。

このセッティングは、あくまでも私個人の感想であり、好みは人それぞれです。

①新雪パウダー、荒れた未整地バックカントリー林道

リアボードを一番短くなる位置、やはりスワローテールと短いテールは旋回性能は違います。何回も記事に記載しましたが新雪や荒れた未整地でかっ飛ばす際に、凸凹や際などで避けるときに急なターンでコンマ何秒の遅れが失速や転倒につながります。

このため不安がなくなり以前よりも速いペースで滑ることを可能にします。

スワローテールと短いテールで運動性能が格段に向上。

リアボードの位置を1つ2つ3つ上げてテールを1~3段階まで下げて滑走しましたが、1段階下げただけでコンマ数秒の遅れを感じました。

一番リアを短くするセッティングがおすすめです。

②圧雪、カービング

上記のパウダーセッティングにするとリアボードの雪面の食いつきが若干弱い感じになります。

リアボードを3つほどインサートホール位置を上げて、テールを3段階長くした設定が良かったです。

フロントボードはリアボードとの間隔を一番縮めたところで取り付けてます。フロントは1つインサートホール位置を上げてノーズを1段階下げるとフロントの雪面の食いつきが良かったです。

カービングであればフロントボードのノーズを1段階下げて、リアボードのテールを3段階下げるのが良いと思いました。

パウダーを優先して、かつ圧雪カービングを犠牲にしないベストなセッティングを見つけました。

それが以下のセッティング(インサートホール位置)です。

フロントは一番ノーズを出して、リアはフロントとの間隔を一番縮めたテールをひっこめた位置で一番初めのパウダーセッティングですが、

違う個所はリアボードのインサートホール位置を、下の2か所をスノーモトに近い位置にしました。テールはスワローテールでフレックスが柔らかいのですが、撓りが少し足りてないのかと思いインサートホール位置を変えた結果、素晴らしいセッティングになりました。

これでカービングも不安なく滑走できます。感覚では今まで乗ったパウダー系オールマウンテンボードの中でもカービングもTORINITY技術が組み込まれて一番調子がいいです。

今シーズンは新雪がなくてもこれ1本で行きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です