キリンの風

スノースクート TORINITY ホワイトアロー レビュー 1

2020.12.17

今シーズン始まりました。

本日最高のコンディション、、

超パウダーです。

乗り始めなので全開での滑走を控えながら、セッティングが自分に合っているか、パウダーでの荷重のかけ方がTHE DAYスーパーフィッシュボードとどう違うのか、圧雪カービングでの性能など確かめながら滑走しました。

ボードとフレームの取付位置

フロントボードは一番前に出した位置です。

リアボードはそれに合わせて一番詰めた位置です。

ただ注意が必要なのがフロントボードとリアボードを一番詰めてますので接触する可能性が高いためリアボードの接触部分を(ダリング)かなり丸める必要があります。私はヤスリではなくサンダーで丸めました。

ブッシュは標準のスタットボルトにオリジナルのエーテル系ウレタンの硬度95の組み合わせです。仕様についてはこちらで記載してます。

このブッシュはブッシュレスにより近く、ボードにやさしい設定になります。また硬度95で硬いため調整の必要なく締めるだけでOKです。

TORINITYホワイトアローのレビューです。

①パウダーでの浮力と加速性能

乗り方にもよると思いますが、私自身の感覚では昨シーズンまで愛用していたTHE DAY スーパーフィッシュボードや以前使用したTHE DAYパウダーマスターよりあるように思います。

THE DAYでの乗り方(荷重のかけ方)だと少し失速する感覚になりますのでフロントよりに荷重をかけると面白いように浮いて加速していきます。スクートだと圧雪同様に滑るかんじです。

②パウダーでのコントロール性

やはりスワローテールが効いてます。また以前よりリアボードが短い分コントロールしやすいです。

一番の特徴が、新雪が荒れてくると、だれでも経験あると思いますが、

突然の障害や凸凹を避ける際に早く向きを変える必要があり、その避け方で失速してしまい気持ちよさが半減します。

リアボードが長く抵抗があると反応や動作が遅れて失速することがあります。

このボードはそれが解消されました。

フロントに安心して荷重をかけれることでリアボードが軽くなりクイックに反応させることが出来て、さらにスワローテール効果とリアボードが短くなった分、クイックリーに操作できます。

③気持ちよさ

フロントボードの有効エッジ部分の中間からノーズまでフレックスがミディアムソフトからソフトになっていて柔らかさを感じるためTHE DAY スーパーフィッシュボード(フレックスソフトバージョン)同様に気持ちよく感じられます。

④圧雪カービング

滑る前まではリアボードのスワローテール部分が正直気になりましたが、滑って不安は吹き飛びました。

やはり標準の白TORINITYを受け継いでいてフロントボードは中間にある有効エッジで同じように雪面に食いつき、不安と思ったリアボードはキャンバーとスワローテールの有効エッジまで雪面に食らいつき、竹の粘りで安心してハイスピードでのカービングを楽しむことが出来ました。

まとめ

パウダー系オールマウンテンボードではなくパウダー/圧雪系オールマウンテンボードです。

スクートユーザーとしては待望のパウダーボードで開発コンセプトもマッチングしており、何の違和感もなく、すべてのコンディションで滑走出来ました。

フレックスによってそれぞれ好みがあると思いますがミディアムから柔らかめが好みの方は圧雪しか滑らない方でも、このボードを選択できると思います。

まだ乗り始めなので、分かっていない部分も多くあると思いますので、どんどん乗ってレビューしていきます。

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