キリンの風

TORINITYホワイトアローボードが圧倒する理由

2022.01.25

リアボードは言うまでもなく、以前にも記載してますが、パウダーボードで絶対的形状のスワローテール。緩斜面で減速しにくく運動能力が高い。

その形状はテールエンドに深く切込みが入り二つに分かれてるためパウダーでのテール沈み込みはもちろんですが、軽量化による運動能力の高さによるテールコントロールによる軽快さと、クイックで反応素早いテールコントロール感覚を得られます。また圧雪でのカービングを得意とします。

このホワイトアローの凄さはフロントボードにあります。

他のパウダーボードとの違いはフロントボードの有効エッジと中間からノーズにかけてのロッカー形状とグラデーションフレックスが特徴です。

パウダーボードのフロントボードのフレックスはソフトに限ります。

これはなぜか?

硬いと柔らかい雪面を押し固めながら滑っている感覚で気持ちよさが得られないんです。

ただフレックスをソフトにすると圧雪においてデメリットが出てきます。このデメリットを無くすために有効エッジをフロントボードの中間まで下げてしっかり使えるようにしています。

フレックスは写真の①部分の有効エッジまでミディアムで圧雪のハイスピードでもカービングがブレません。

次にパウダーでの操作性や浮力、そして気持ちよい感触を得るための形状とフレックス。写真②の中間からノーズにかけてのロッカーは、どんな新雪でもニュートラルでとらえます。また長いロッカーを硬すぎず、柔らかすぎない気持ちよさを両立するためフレックスを中間のミディアムからノーズにかけてミディアムソフトそしてソフトと、そしてコア材にバンブー(竹)を使い長いロッカー形状に絶妙な撓りを加えて気持ちの良い雪面の感触を得ます。

このフロントボードの凄いところはパウダーだけではないところです。圧雪は先ほど説明した有効エッジでハイスピ―ドでも楽しめますが、このロッカーの形状と撓りは雪面の壁上りや地形遊びがとても楽しいのと不整地や荒れた新雪でノーズの柔らかさや撓りがアンテナとなり突然の凸凹を吸収してくれます。

ホワイトアローのフロントボードは浮力のために大きく長いだけではないんです。

計算されたロッカー形状とグラデーションフレックスはパウダーだけではなく全てにおいてハイスペックで楽しいボードです。

そしてこのボードの今シーズン1番の仕様がこちらに記載してます。

このフロントボードはもう手放せません。

2021/2022 スノーモト

2022.01.25

今シーズンはコロナの影響で入荷が遅れているそうです。

新たなボードが発売しました。

まずはパウダーボートといえば知らない人はいないTHE DAYシリーズのベストセラーモデル

スーパーフィッシュボード(SUPER FISH 340)

今シーズンからモデルチェンジして340mm幅にワイド化、カービング性能は先代から譲り受け絶対的浮力を強化してます。そしてパウダーライドで癖になるピンテール形状はリアボードの雪面での浮きからの操作は魚のように水面で跳ねたりスライドしたりと雪面でも同じようにパウダー好きにはたまらない操作感が得られます。

形状 フロントボード:フラット・ロッカー、リアボード: フラット・ロッカー

フレックス フロントボード:ミディアム、リアボード :ミディアム

フライングフィッシュボード(FLYING FISH Neo)

初代フライングフィッシュと言えば絶対的浮力で未だこの浮力感はナンバー1、そしてパウダーでの絶対的安定感と操作性のフィッシュテールはハイスピードでのパウダーランは安定感抜群

絶対的浮力の340mm幅フロントボードと初代のフィッシュテールを受け継ぎスーパーフィッシュの良いところをプラスしたモデル。フライングフィッシュ難民待望のボート。

形状 フロントボード:フラット・ロッカー、リアボード: フラット・ロッカー

フレックス フロントボード:ミディアム、リアボード :ミディアム

今シーズン新たなボードが開発されました。

ESPRIT 172

先代スーパーフィッシュボードのパウダーボードでありながらオールマウンテン性の良いところをベースにして、すべてを新設計、ハイスペックオールマウンテンボードとしてスノーモト渾身のボードが誕生。

先代のスーパーフィッシュボードと同じ最大幅なのでパウダーでの浮力は言うまでもなく、リアボードが短くなることでツリーランや地形遊びとフルマウンテンをハイスペックで楽しめるボード間違いなしでしょう。

形状 フロントボード:フラット・セミロッカー、リアボード: フラット

フレックス フロントボード:ハード、リアボード :ミディアム

SESSION(SESSION 2)

このモデルに関しては詳しくありませんが、形状的にFUSIONに近いため、同じく癖がなくオールマウンテンをハイスペックで楽しめるモデルだと思います。ただ形状がカービングボードのEDGEにも似ているため、この2つのボードの良いとこ取りをしたボードなのかと思います。

スノーモトボードに関しては専門ショップに聞いたり、試乗会に行って実際に乗ることをお勧めします。

スノースクート、スノーモトのカービングについて

2022.01.24

どのボードも10年まえのものに比べ著しく進化して、どのボードでも簡単に、そして気持ちよくカービングが決まります。

ただメーカーコンセプトによって板のスピードレンジが異なっていたり荷重のかけ方が異なります。

このボードでカービングができていたが、別のボードでは同じようにできない。または低速でカービングできていたのにハイスピードになると板がズレたり暴れたりなど様々です。

結論から言うとスノースクートとスノーモトのコンセプトの違いだけではなく、それぞれのボードのコンセプトの違いです。

一番上の写真はフロントボード:アロー、リアボードV2

2番目の写真はフロントボード:V2、リアボード:アロー

両方とも圧雪カービングは綺麗にきまります。

ただそれぞれ荷重のかけ方は変わります。

例えば 一番上の写真 の フロントボード:アロー、リアボードV2 の場合、まず同じようにフロントにしっかり荷重をかけてターンの中盤から後半はリアボードに荷重をかけてリアボードのキャンバーにしっかり仕事をしてもらいます。この使用はフロントがフラットなので低速でもしっかりカービングがきまります。低速からハイスピードまで得意ですが、ハイスピード時は下の仕様に負けます。

2番目の写真のフロントボード:V2、リアボード:アロー の場合、上記の仕様と同じようにフロントボードにしっかりと荷重をかけてフロント荷重を残しながらリアに荷重をかけます。違いはリアだけに荷重をかけないところです。ハイスピード時のフロントボードの反応が上の仕様とは明らかに違います。こちらは低中速からハイスピ―ドが得意です。

メーカーコンセプトの違いや同じメーカーでもボードによってそれぞれのコンセプトの違いがあります。

どれも良いボードですが、自分に合ったボードを見極めて購入することが必要です。

価格が高いものなので、試乗会を利用して、実際に乗り比べて購入することが一番なのかもしれません。

トリニティボードSSST V2/ホワイトアロー コンビネーション レビュー2

2022.01.23

この仕様はカービングがおもしろいようにきまります。

低速ではフロントボードのキャンバーがしっかり荷重かけれないためか、使えていないため若干ですがきまりにくいところがありますが、中速からハイスピードにかけて面白いくらいキレます。

まずフロントのV2ボードが持ち前のキャンバーとフレックスの弾力が雪面を捕らえてグイーンとターンのきっかけを作り雪面をしっかりとらえ、そのままリアに流れてホワイトアローのスワローテールが雪面を離さずターンが決まります。フロントボードの弾力とリアボードの撓りベストマッチングしたボードの組み合わせです。

このコンビネーションでカービングをする場合は、トリニティボード特有の荷重のかけ方をマスターしてないと面白くなく、リアだけ荷重をかけてターンするとズルズルとズレてカービングが決まりません。ターン開始時にしっかりとフロントボードに荷重をかけることで、そこから流れるようにリアボードが雪面を捉え、撓りでカービングが決まります。まるでスーパースポーツバイクのような感覚で面白いんです。

これは癖になります。

トリニティボードSSST V2/ホワイトアロー コンビネーション レビュー1

2021.12/28ー2022.01/2

今シーズンの年末年始は雪に恵まれました。

トリニティボード 

フロント : ホワイトアロー

リア :ssst- v2

パウダーについて、ホワイトアローボードと同等に近い性能を発揮します。ただリアはスワローテールでは無いためパウダーでのコントロール性能はホワイトアローに譲りましす。

ただパウダーが荒れてくるとコンビネーションが性能を発揮します。フロントボードの中間から先端にかけてロッカー形状とフレックスの柔らかさがアンテナとなり荒れた凸凹を吸収、中間からの有効エッジで安易にターンに導きます。またリアのキャンバーとv2ならではのフリースタイル性能が発揮されて安定させます。

そしてカービングは驚きます。確かにv2のフロントボードにした方がガッツリとカービングに持って行きますが、リアをv2にしただけで驚くほどv2に近い滑りを約束してくれます。

私的にはこの使用がガッツリとマッチングしてます。こんなに自分の滑りにマッチングしたのは初めてです。ハイシーズンから春雪までハイスペックで使えるフリースタイル系の最強コンビネーションだと思います。

ただ人により滑り方やセッティング、ホームゲレンデの違いやホームゲレンデの雪質や地形によりこの使用がマッチングするとは限りません。

スノースクート 新トリニティーコンビネーションボードでシーズンイン

2021.11.28

フロントボード、トリニティ ホワイトアロー

リアボード、SSST-V2

この組み合わせで滑りました。

新雪、不整地、圧雪、荒れた圧雪と、どれでもガンガン攻めれます。

このコンビネーションはどんな地形でも全てが得意なフリースタイル最強モデルです。

カービングはSSST-Vやコンビネーションのフロントボード:SSST-V2・リアボード:ホワイトアローに、

パウダーのコントロール性はホワイトアローに譲りますが、

それ以外はこのコンビネーションに軍配が上がります。

このコンビネーションはスクートの得意分野、どんな地形や雪面の状態でもガンガンいけるフリースタイル系最強モデルです。

ハイスピードの圧雪はホワイトアローよりも安心感が増し、不整地や荒れた圧雪はフロントボードが吸収して安定します。新雪は言うまでもなくホワイトアロー並です。

今日は全てのコンディションを試せました。全ての地形や雪面をハイスピードで楽しめます。

2021−2022シーズン仕様

2021.09.18

今シーズンはホワイトアローボードとSSST-V2ボードのコンビネーションです。

スノーボードやスキー同様に専用ボードは、やはり楽しい。

結論から言うとパウダーボードでパウダーを滑るのはオールマイティボードより楽しい。当然ですが、より浮いてスピードが出てパウダー上で自由に遊べます。

ただパウダーが荒れてきたり圧雪しかない時は普通に滑ることはできますが、オールマイティ系圧雪ボードには及びません。言ってしますと柔らかい圧雪以外楽しくないです。

パウダーを狙える所に住んでいる場合は当然パウダーボードは必修なんです。

パウダーを気持ちよく滑るのは新雪が積もった時のオープン1時間。それ以外を楽しむにはオールマイティーボードになります。

贅沢になりますが、パウダー専用とオールマイティーボードの2セット必要だと分かりました。

価格についてはスクート、モトは高く思われがちですがスノーボードやスキー板とあまり変わりません。

ちなみにMOSS snowstick U4 halfは150,000〜160,000円くらいします。そこにビンディング4・50,000円しますので変わりません。究極に楽しむには、本当に贅沢ですが専用ボードがそれぞれ必要です。

またスクート、モトは板の履き替えが昔に比べると楽になりましたが、スキー場での交換は面倒です。

そこで究極のコンビネーションをします。トップシーズンはフロントボードのみの交換です。

通常は上の写真。

今シーズン一番試したいのがこのコンビネーション。

特徴がmossのu5のような形状でリアはスタンダードキャンバーでフロントフラットロッカー

これは昨シーズンでSSST黒のフロントボードとリアはホワイトアローで、なぜかフロントからリアとガッチリカービングできます。リアボードがカリカリでも雪面に食いつくんです。フロントはもちろんですが、フロントボードを変えただけですごいんです。もしかしたらノーマルのSSST-V2よりすごいんです。

 

SSST-V2リアボードのキャンバーです。10円玉2つ半くらいありスタンダードからハードキャンバーよりなのではないでしょうか。

フロントボードは10円玉ギリギリ通らない感じです。ボードが短いのでキャンバーはスタンダードな感じです。

ホワイトアローリアボードは10円玉1枚が余裕で通る感じで、ソフトキャンバー的です。

ホワイトアローフロントボードはフラットのロッカーです。

この2つのバードは私が求めていた完成形かもしれません。

今シーズンはこれをレビューします。

2021−2022仕様 ブッシュ

2021.09.18

昨シーズン同様のオリジナルブッシュになります。

これは昨シーズンのブログでも紹介してます。

これはスノーモトより販売してるチタン素材のものです。

チタンとノーマルを比較します。

トータルで一つ当たり11gちがいます。軽い!

一つ一つ見ていきましょう。

まずスタットボルトの重量に差があります。

ここで5gの差があります。

ナットは1gの差

ノーマルが高さ20mmに対してオリジナル15mm、高さの差で2g。ノーマルの素材や硬さは分かりませんが、オリジナルは水に強いエーテル系ウレタンで硬度95なのでブッシュレスに近い乗り味で、ほとんど収縮しないのでスタットボルトに負担がかからずが折れることはないと思います。乗り方にもよります。