キリンの風

スノースクート、スノーモトのカービングについて

2022.01.24

どのボードも10年まえのものに比べ著しく進化して、どのボードでも簡単に、そして気持ちよくカービングが決まります。

ただメーカーコンセプトによって板のスピードレンジが異なっていたり荷重のかけ方が異なります。

このボードでカービングができていたが、別のボードでは同じようにできない。または低速でカービングできていたのにハイスピードになると板がズレたり暴れたりなど様々です。

結論から言うとスノースクートとスノーモトのコンセプトの違いだけではなく、それぞれのボードのコンセプトの違いです。

一番上の写真はフロントボード:アロー、リアボードV2

2番目の写真はフロントボード:V2、リアボード:アロー

両方とも圧雪カービングは綺麗にきまります。

ただそれぞれ荷重のかけ方は変わります。

例えば 一番上の写真 の フロントボード:アロー、リアボードV2 の場合、まず同じようにフロントにしっかり荷重をかけてターンの中盤から後半はリアボードに荷重をかけてリアボードのキャンバーにしっかり仕事をしてもらいます。この使用はフロントがフラットなので低速でもしっかりカービングがきまります。低速からハイスピードまで得意ですが、ハイスピード時は下の仕様に負けます。

2番目の写真のフロントボード:V2、リアボード:アロー の場合、上記の仕様と同じようにフロントボードにしっかりと荷重をかけてフロント荷重を残しながらリアに荷重をかけます。違いはリアだけに荷重をかけないところです。ハイスピード時のフロントボードの反応が上の仕様とは明らかに違います。こちらは低中速からハイスピ―ドが得意です。

メーカーコンセプトの違いや同じメーカーでもボードによってそれぞれのコンセプトの違いがあります。

どれも良いボードですが、自分に合ったボードを見極めて購入することが必要です。

価格が高いものなので、試乗会を利用して、実際に乗り比べて購入することが一番なのかもしれません。

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