キリンの風

スノースクート THE POW ボード 試乗レビュー

2022/02/27

SNOWBIKE.TECH より来シーズンモデルのパウダーボード THE POW ボードを試乗しました。

SNOWBIKE.TECHよりパウダーボードTHE POW(ザ・パウ)が発売されます。

スノースクート用になります。

試乗したのはSNOWBIKE.TECH LABO(ラボ)フレームに装着したTHE POWボード。

フロントボード最大幅355mmとパウダーの浮きとリアのフィッシュテールの安定性とコントロール性は間違いありません。

試乗した日は新雪パウダーはありませんのでパウダー性能はレビューできませんが、形状からは間違いないと思います。

フロントボード最大幅についてですが、初代スーパーフィッシュが330mm幅ほどで、ホワイトアローが335mm幅、そして今シーズンモデルチェンジした2代目スーパーフィッシュの340mm幅、今回試乗したザ・パウの355mm幅となってきています。全長も長くなっている傾向です。

ショップなどによくある問い合わせは、どれが一番浮きますか、このボードより浮きますかなどが多いそうです。物理的には一番面積が大きいものが浮きますが、初代スーパーフィッシュからザ・パウまで大きく変わることはないと思います。重要なのは 数あるパウダーボード中で浮力ではなくパウダーでどう滑るのか、どういう滑り方が好きなのか、また柔らかい雪面をどう感じたいのかです。

ただ試乗出来ても、その日がパウダー滑走が試せるというのはなかなか難しいですし、どれが自分に合うパウダーボードなのかは分かりません。人に聞いても感じ方は人それぞれなので参考にならないなどと、難しいのが現状です。

最新のパウダーボードでホワイトアロー、スーパーフィッシュ340、ザ・パウ、を比較してみます。

どれが優れているか、ではなく好みの問題だと思います。

特徴としてスーパーフィッシュはピンテール形状になっていてパウダー上でのカービングは気持ちよく雪面上でスピードを落とさず柔らかい雪面を崩さず(最小限に抑える)気持ちの良いターンができます。だた私個人的な経験上ですが超ハイスピードになるとコントロール性が難しく感じることがあしました。これに対してホワイトアローとザ・パウはスワローテールもしくはフィッシュテールの支点が2つのためハイスピードでのコントロール性が優れます。またテールの雪抜けが良くスピード安定性が良く減速しにくい。ホワイトアローはグラデーションフレックスのノーズの撓りが気持ち良く、その柔らかな撓りを犠牲にしないために有効エッジを中間に下げてしっかり有効エッジを使い圧雪カービングを実現したモデル、パウダーの王道スワローテールが特徴でしっかりと柔らかい雪面を感じ取れるボード、柔らな雪面を犠牲にせず他のモデルより1つ上の柔らかな雪面を味わえます。ザ・パウは最大幅を活かした絶対的な浮力と安定性です。またフレックスもハードよりになっているので圧雪でも気負うことなくガッツリ滑れます。フロントボードの全長はホワイトアローより見た感じですが5・6cmくらい短い程度(10cm未満)短くなった程度です。形状からもノーズが尖ってない分です。

試乗レビュー

ボードFlexはミディアムとハードの間くらいに感じました。

圧雪を滑ると、とても安定していて、カービングも問題なくしっかり決まります。ただ最大幅355mmなので乗り換えた際は倒しこみに少し重たく感じましたが何回かターンしてると気にならなくなりました。

圧雪しかないところでもストレスフリーで気持ちよく滑れます。flexがミディアムハード的な感じが良いのかもしれません。パウダーを気持ちよく滑った後でも圧雪をガンガン滑れますね。

試乗したフレームはSNOWBIKE.TECH LABO(ラボ)ですが、スノースクートのフレームに装置可能です。

AR4フレームなどはリアボードのインサートホールピッチが標準と違うため装着できるかはわかりませんが、出来ても設計上、スクート標準ピッチで設計しているためリアボードが柔らかく撓りすぎてコンセプトと違くなりコンセプト通りに滑れなくなる可能性があります。

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